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ブルーベリーで目がよくなるのか
アントシアニンを含む植物
ここではブルーベリーについてもう少し詳しくお話しすることにします。ブルーベリーは、北アメリカ原産のツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される落葉低木果樹の総称で、栽培品種の成木の樹高は1.5〜3m程度です。
春には白色の釣鐘状の花を咲かせて、花後には0.5〜1.5cm程度の青紫色の小果実が実ります。但し、北米大陸でのみ栽培される野生種に近い品種は数十cm程度の低木となっているのが特徴で、これの果実は北アメリカでは古くから食用とされてきました。
20世紀に入ってからは野生種に近い品種から果樹としての品種へと改良が進んで、その結果、ハイブッシュ系、ラビットアイ系、ローブッシュ系の交配により多くの品種が作出されるようになっています。
栽培適地はハイブッシュ系が寒冷地向き、ラビットアイ系が暖地向きとされており、最近ではサザンハイブッシュ系が作られる暖地においても食味のいいハイブッシュ系の栽培が可能になったようです。
アメリカでは生食用途の他にジャム等の加工食品としても多く供給されており、健康食というよりは日常食としての存在ですが、アントシアニンが豊富に含まれていることから、健康食品などでは最近「目の網膜にいい」などと、視力改善効果が謳われるようになって、ブルーベリーを使用した健康食品が広く市販されている理由となっています。
ブルーベリーの栄養素はアントシアニンの他にもビタミンA、ビタミンEがあり、ポリフェノールも豊富に入っているので、抗酸化力が強いとされています。ちなみにスノキ属の模式種であるビルベリーもアントシアニンを豊富に含んでいます。
ブルーベリーで目がよくなるのか